医療・福祉施設事業者様向け無線LAN(Wi-Fi)工事サービス
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無線LAN工事の流れ
1.現在のネットワーク構成を確認
・ 引き込んでいるインターネット回線を確認
→ 光ファイバーの種類、ひかり電話の有無、ルーター機器の機能、DHCPなどの設定を確認します。
・ 施設館内における、既に配線されている有線LANケーブルを確認
→ 各階への配線がある場合は、各スイッチ類やHUBの機能やセキュリティ関係を確認します。
2.館内の配線ルートを確認
・ ルーターから各階への配線ルートを確認
→ パイプスペースへのルート、各階への取り回しルートを確保します。
・ 各階から各無線機器へのルートを確認
→ 各階パイプスペースや端子盤から廊下天井裏へのルート、電源などを確認します。
※ できるだけ新たな点検口を作らなくて済むように、
配管や天井裏、梁のルートを事前確認します。
3.ネットワークの構築
・ 全体ネットワーク図を作成
→ スイッチ機器類を決定し、IPアドレスの割振り、事務系統との切り分け、セキュリティ仕様、各無線機器への電源供給方法としてPOEとするかどうか等を決定します。
・ 機器の決定と管理サーバーの設置
→ 既に設置されているスイッチ機器にSNMP機能やVLAN機能があるかどうかによって、機器構成は変わります。
※ 当社では管理サーバーを設置して各無線機の使用状況をグラフ化し、20分置きに生存確認などを行い、情報を毎日当社に転送して保守しています。異常時には当社にメールで即時情報が伝送されます。
・ バックボーンの決定
→お弊社のNTTフレッツ回線をご利用頂ければ、お客様のファイル交換ソフト利用などによる大量パケットの速度制限規制など、施設外側のインターネット接続網から最終のお客様端末まで一元的にサポートを行うことが可能です。
4.設置配線工事
・ 各階への配線
→ パイプスペースは既設配管などを利用して配線を行います。
※ できるだけ配線がシンプルとなるよう、メインルーターか
らは1本の配線とし、各階の仕様によって効率の良い分岐を
行います。
・ 各階での配線
→ 廊下天井に点検口が無い場合は既設ライトやスピーカーなどを取り外して配線を行います。どうしても点検口が必要な場合
は大工による加工を行います。
・ 無線機の設置と試験
→ 無線機は各客室の隅々まで電波が届くように試験を行いながら適切な場所に設置します。いたずら帽子のために廊下天井裏や端子盤、パイプスペースなどに設置します。無線機はスイッチ機器にSNMP機能があるかどうかで機種が変わります。また電源はPOEによるLANケーブル経由を推奨していますが、無線機直近にコンセントがある場合は直接電源供給により、スイッチ機器を安価なものにしています。
5.マル秘の最終報告書の作成とメンテナンス
・ 最終報告書の提出
→ ネットワーク構成、全ての機器のログインパスワードやMACアドレス、設定内容などの資料を提出します。マル秘として保管頂きます。
・ 管理サーバーの使用説明
→ 施設内のパソコンから管理サーバーの情報を閲覧できます。どの無線機がどれくらい使われているかが日別、週別、月別、年で表示されます。お客様によっては極端に大きな負荷をかけたダウンロードをされることもありますが、施設内の場所をおおよそ特定することが可能です。また、全設置機器の生存状況などを一覧上で確認することができます。